機器を用いた先進検査法|現代病ともいえる身近なうつ病の脅威|定期的にうつ診断を受けよう
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現代病ともいえる身近なうつ病の脅威|定期的にうつ診断を受けよう

機器を用いた先進検査法

ウーマン

医師のカウンセリングや問診によるチェック以外にも、うつ診断を行なうことができます。最近ではうつ診断専用の検査機器も開発されており、問診の内容と合わせることでより精密な診断結果を出すことができるのです。うつ診断ができる検査機器の一つが、光トポグラフィーと呼ばれる機器です。この光トポグラフィーとは、脳の血流量を調べることで、脳の活動の度合いをグラフとして調べることができる検査方法のことを指しています。うつ病に罹患した状態というのは、脳の活動を高める作用のある神経伝達物質が不足している状態です。神経伝達物質が不足すると、感情の変化も起こりづらくなり、何をしても楽しい気持ちになりません。また、脳の神経伝達物質の中には、ドーパミンなどの人を活動的にする物質もあります。うつ病に罹るとドーパミンの分泌も不足するので、常に強い倦怠感を覚えるようになるのです。正常な人の脳は、複数の神経伝達物質の働きにより脳細胞が活発に働き、たくさんの血液が脳へと届けられます。しかし、うつ病に罹った人は神経伝達物質の減少により脳への血流も少なくなるので、その点が健常者とうつ病患者を分けるポイントとなります。光トポグラフィー検査によって、脳の血流量が不足していることがわかれば、うつ病に罹っているかどうかを判断する一つの証拠となるのです。

光トポグラフィーによるうつ診断は、体に負担を与えずに受けることができます。頭部の血流の様子を調べると聞けば、多くの人は採血などをされるのでは、と考えるでしょうが、光トポグラフィー検査は頭部に専用の機器を取り付けることで、検査を行なうことができます。頭部に取り付ける機器からは、近赤外線が放射されます。頭部に照射された近赤外線の反射により、脳の血流の状態を調べることができるのです。痛みなどの負担もなく、短時間で検査を受けられるとして、光トポグラフィーは多くの人に注目されている検査方法です。グラフの結果からうつ診断ができるほか、治療中もこの検査を受けることで、うつ病治療の進行度合いも分かるなど、治療において大きな効果をもたらす機器となります。